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選別には、10人十色と言いますが、以下の方法ですと取りこぼしが少ないと思います。
① 稚魚の選別・・・当初は目視で良いものを洗面器に入れる。・・・一気に選          別出来て数を減らして成長を促進。
         ( 尾の開き具合、芯が通っている、バランス、泳ぎ)
② 先天的な欠点を除去・・・生後1ヵ月位
         ( 目先・親骨の状態・尾芯の曲がり・金座の状態)
③ 後天的欠点の予測・・・生後2か月位
         ( ②の繰り返し、腹出し、片腹、目玉、飛び)
④ 最終欠点の見極め・・・生後4か月位
         ( ②③の繰り返し、尾開きの角度、目幅、横見、基本魚)
ルーペを使用して後天的欠点をじっくり見極めて少数精鋭の飼育に専念する。
最後に、各鉢毎の選別でなく同腹(兄弟魚)を一同に洗面器に入れ、比較選別法を用いて選別の偏りを排除する。
 それでも、皺や尾芯飛び等が出る恐れが多々あり。
 皺入りは当歳時にしっかり予測(別途方法あり)すれば、かなり軽減できる。


梅雨にも入り、中盤に差し掛かっていますが、これから8月までの選別が今年の良魚掬い上げ決まります。(種にもよりますが)
 この時期の「選別の基本」をじっくり目を凝らして、しかも細部まで欠点を見逃さず、(それでも後天的な欠点は出る)
数も減って楽しい選別になるのを願っています。・・・頑張って・・・

金魚愛好家は普段は飼育に専念して、ゆっくり鑑賞する余裕がないのが欠点です。

勿論、品評会で観賞する楽しみもありますが、金魚と愛好家の関係とは、盆栽とその製作者と言ったところが本当のところと思います。

毎日の水やり、肥料の時期、病気対策、剪定と製作者の意図で残す枝、誘因の針金と言った道具の駆使による駄木と優等木への誘導。

金魚飼育の奥深さは、更に難しい・・・なかなか自己満足の金魚創出が出来ない。

この梅雨の間の慎重な飼育が、今後の成長の差が出ると思いますから頑張っていこう!!

生後50日が経過した稚魚(既に鱗があるので当歳→黒仔)達です。
単独はその中でもお気に入りです。
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